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院長のひとりごと

2011/05/16 胃の形を変える渡り鳥


家内が県立図書館から借りてきた『鳥の形学かたちがく入門』

というマニアックな雑誌を読んでいましたら、面白い記事を見つけました。

以前読んだ別の本に、「海を越えて飛来してきたばかりの燕は、体力を消耗しているので、

たまたま飛来したときに、寒の戻りの雪に降られて食べ物を採れないと、簡単に死んでしまう」

と書いてありました。その理由を知ることができました。

以下、長文ですが、載せてみますね。面白いから、お読みくださいね。


「鳥たちは、渡りに備えて効率的に栄養を蓄積するために、胃腸を発達させ、それで得た栄養を脂肪に変える。渡る直前になると、食べて得た栄養を飛ぶために必要な筋肉や心臓に回し、さらに不要となる胃腸からも栄養を回す。それにより胃腸は小さくなり、筋肉や心臓は肥大し、長距離の渡りに適した体になるのだ。」

「長距離の渡りは過酷だ。渡る前に蓄えた脂肪だけでは、エネルギーが足りなくなることもある。そのため、筋肉や内臓のたんぱく質までも飛行のエネルギーとして消耗してしまい、中継地に到着したときには、脳や肺を除き、すべての器官が消耗しきった状態になっている。」

「中継地に到着した鳥たちは、消耗した器官を採食することによって回復する必要があるが、短期間しか滞在しない中継地で効率的に栄養を補給するため、到着後に得た食物の栄養を、まずは胃腸を大きくすることに使う。胃腸を発達させることで、効率的に栄養を摂取することが可能となり、脂肪の蓄積量や筋肉を回復させることができるようになるのだ。そして鳥たちは、渡りはじめと同様に胃腸を小さくしてから、
次の中継地に旅立って行く。」

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