随分昔の話です。
今はもう三十歳を超えた三男の七五三の朝。
起きてみたら余りの快晴。
ゴルフがお好きな方はお判りでしょうが、この時期にこんな天気が休みの日に巡ってくる事はあまり
ありません。
幸い家中の皆(家内の里の母も含め)ぐっすりと寝ています。
こっそりとゴルフの用意をして、〇生カントリーに出かけてしまいました。
家内に怒られたかと思うでしょう?
『しょうがない人ね。朝起きたらいないんだから。』
これだけです。
昔はこれで良かったんです。今のお父さんは大変だなとみていて気の毒になります。
壊れた車を眺めながら考えました。
まず、このままにもして置けないので業者さんを呼んで車を取りに来てもらいました。
身体は何ともなさそうだし、ゴルフの準備はできているし、予備の眼鏡も持っている。
折角ここまで来たのに、ゴルフをせずに帰るのも勿体ないかな。
家人には、ゴルフ場の帰り道で脱輪したと話せば大丈夫、と決定いたしました。
やって来てくれた業者さんに車をお願いして、ゴルフバックを抱えてクラブハウスに行き受付を済ませ
ました。
かなり時間がたっているので、ラウンド途中からの参加は諦めて、後半戦からお願いすることとし、インの
上がりホールの石垣の上に座って待っていました。風が吹いてとても気持ちよかったのを覚えています。
その日は、インからアウトに回る順番でしたので、アウトの一番から合流させてもらいました。
今は亡きМ先生に『待ってたのか?』とはんば呆れられましたが同伴させていただきました。
何処のゴルフ場もアウトの一番は比較的簡単に設計されています(スタートホールで閊えるとラウンドが
スムーズに流れないからです)が、〇生カントリーの一番は距離が長く飛距離が出ない私は一度もパーで
上がったことがありませんでした。
ちなみに同伴競技者の亡きМ先生は、過去にイーグルを取ったことがあるそうです。
話によると、セカンドショットを打った途端にキャディーさんに『大きいと』言われ、皆でグリーン奥を探し
回ったがボールが見つからず、ロストにしようかと思ったのですが、マサカとカップを覗いたら入っていた
という曰く付きののホールです。
セカンドショットが打ち上げになるので、グリーン面が見えないのですね。
そのホールで私を待っていた運命は。
また続きます。
ここでは私が日々体験したことや感じたことなど、診療に関係する以外のことも書いています。
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