2023/02/02 　　 模型の レオパルド戦車

私が子供時代を過ごした昭和３０年代は、戦後を色濃く残していた時代でした。

今の方には信じられないでしょうが、戦争ごっこをして遊んでいました。
何か催し物があると、白い服を着た傷痍軍人さんが一人はアコーディオンを弾き、一人は手をついて
施しを請うていました。
当初は親が小銭を渡して入れてらっしゃいと言われたのですが、数年するとお金をくれなくなりました。
どうしてなの、と聞いたら、あの年齢では戦争には行っていないから○○だと・・・

今は見かけなくなった『戦記物』の本を読んで、満州で踏みとどまって戦った連隊の話に涙したことも
ありました。

プラモデルもよく作りました。
人気があったのは戦艦や重巡。大和、長門、日向、愛宕などを造り並べて空想に耽っていました。
並んで人気だったのが戦車です。
日本の戦車は出物（あってもとても不細工）がなく、ドイツの戦車が人気を集めていました。

特に、タイガー戦車やキングタイガーには憧れを抱いていました。
アメリカやソ連の戦車には抵抗があったのか、スタイルが今一だったのか手を伸ばしませんでした。

後期になって、レオパルド（豹だそうですね）戦車を作ったことがあります。
今、ドイツの主力戦車は改良型のレオパルドⅡだそうですね。高性能だそうです。

今、司馬遼太郎さんの『ロシアについて』という本を読んでいます。
彼の国が、どういう成り立ちであったか、改めて知りつつあるところです。
モンゴル系の遊牧民の侵略を常に受けていたんですね。ウラル山脈から東を支配下に置いたのはつい
最近のことで、コザックを使い火力により駆逐して成り立った国家だそうです。

あんな国を相手に戦う戦車を何百両も送るというのは、何が起きても不思議ではないですね。
もともとロシアは、欧州大陸の辺境の国で、欧州の中の戦争です。

今の日本の報道は、一つの見方に偏っていると思います。
インドの動向に注目しています。インドは、アメリカから東か西かどちらの立場をとるかと迫られ、『インド
はインドの立場をとる。』と返答したようです。

国力のある国はさすがですね。