司馬遼太郎さんの「空海の風景」を読んでみました(時間があるもので)。
以前から空海(弘法大師さん)の事は知りたかったのですが、いろんな事を教えて
もらいました。
桓武、平城、佐賀天皇の平安初期の時代のありさまがよくわかりました。
また『三筆』の由来や、弘法筆を選ばずと言われますが、実は『空海は筆を選んだ』と
いう実証は興味深かったです。
また、何となく『最澄は悪者、空海は善玉』と思い込んでいたのですが、全く違うと
いうのは驚きでした。
比叡山に数年前に行った時に、本堂の地下で薪行をしている僧侶の姿を見た折に感じた
厳かさを思い出しました。
司馬さんの言う『空海のうさん臭さ、えげつなさ』に、この天才の中の人間くささを
感じ、もう一度高野山に行ってみたい、お遍路さんもしてみたいと思いました。
『空海の三密』というのが載っていました。
いま話題の『三密』の語源は、この密教の三密から拝借してきたのかと面白かった
です。
ちなみに、密教の三密は動作、言葉、思惟だそうです。
ここでは私が日々体験したことや感じたことなど、診療に関係する以外のことも書いています。
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