車を走らせていましたら、「芙蓉」を見かけました。
芙蓉は中国ではもともと「蓮の花」のことだそうです。
水の中に咲くものを水芙蓉、木に咲くものを木芙蓉と呼んでいたそう
です。
日本では、蓮を芙蓉という習慣がなく、芙蓉といえば木芙蓉の事を
いうそうです。
朝咲き、夕方には萎んでしまう一日花です。
私が大好きだったNHKのBS「植物男子ベランダー」という番組の原作
『ボタニカルライフ』で「酔芙蓉」という花の名を知りました。
芙蓉は一重、酔芙蓉は八重咲きだそうです。
酔芙蓉は、朝のうちは純白、午後には淡い紅色、夕方から夜にかけては
紅色になります。
酒を飲むと顔色がだんだんと赤みを帯びるのに似ていることからこの名が
ついたといわれています。
芙蓉や、酔芙蓉の花が短命で、一日花のはかなさに諸行無常の教えを悟り、
蓮の花に仏教の縁を重ねるのかもしれません。
是非、「酔芙蓉」を庭植えしたいものと願っていますが、生憎スペースがありません。
ここでは私が日々体験したことや感じたことなど、診療に関係する以外のことも書いています。
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