医療法人 石黒耳鼻咽喉科医院

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院長のひとりごと

2009/09/20 スズメ


毎朝やって来る雀。

観察していると、いろいろとおもしろいことがわかってきます。

番いでやって来る2組の雀たち。

どちらも、体の小さい個体が、大きな個体に餌を口移しにやっています。

大きな雀は、餌をねだるとき、身を少し屈め、翼を少しだけ広げてペンギンのようにバタつかせます。

まるで、雛が餌をねだる姿そっくりです。

沢山の餌が地面にあるのに、自分でついばもうとせずに、雀の後を追って、餌をねだり続けます。

小さな個体がオス、大きな個体がメスなんでしょう。おそらく、巣作りも終わり、産卵を待っているのでしょう。

その姿を見ていたら、中学生時代に飼っていた『ジュウシマツ』のことを思い出しました。

オスは、全身が真っ白な綺麗な鳥でした。メスは、翼が茶色で、やや大きな体をしていました。

仲の良い番いでした。巣作りも済ませ産卵を楽しみにしていたのですが、ある朝メスが死んでいました。

何故、死んでしまったのか、どうしても不思議で、小鳥屋さんに死んだ鳥をみて貰いに行きました。

原因は、卵詰まりでした。駕籠で飼育している小鳥には、よくあることだと教えてくれました。

死んだ小鳥は、庭に埋めました。

その後、私はどうしても、もう一度メスを飼う気になれませんでした。

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