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院長のひとりごと

2021/05/08 やはり、江川卓は凄い(怪物ですね)。 


GWの間、何処にもいかず、庭の草むしりと木の剪定ばかりでは飽いてしまったので
何か面白いのをしていないかとテレビの番組表を探し、江川卓を取り上げた番組を
見つけました。

録画した番組をみたら、江川さん本人が出ていました。

彼の事は、以前から応援しており、誤解されているのを気の毒に思っていましたが、
この番組で彼自身が語っていたことで、今迄の疑問の一部が氷解いたしました。

江川が、夏の甲子園で相手チームからバント攻撃をうけ、最後は確か押し出しで負けた
試合。
巨大な恐竜が、ちいさな齧歯類に取り囲まれて滅んで行くように見えました。
不思議だったのが、彼一人だけが戦っているように見えたことでした。

周りの自軍の選手は、試合中、江川選手に声もかけず、敗戦後も江川さんは独りぼっちに
見えました。

この番組の中で、彼は『周りのマスコミの方との絡みで、作新の江川でなく、江川の作新になって
しまった』、『普段もチームメートは寄って来なく、いつも一人だった』と話してくれました。
そうだったんですね。ようやく得心がいきました。

別な本で、江川さんの法政時代、先輩の選手から何球も投げさせられ肩を壊したことを知り ました。
捕手の袴田選手と、俺たちが最上級生になったら絶対に陰湿な苛めを止めようと話し合い
本当に実行した(中々出来ない事です)ことも。

番組の中では言及していませんでしたが、彼の会見でマスコミの騒然とした姿に『興奮しないで
下さい』と言って、悪役“ヒール”が固定してしまった理由も、判りました。

高校時代から、取材を受けたマスコミが彼が言った事と全く違う記事を載せるため、マスコミに
対して不信を抱いて、ポーカーフェイスを貫かねばならなかったんですね。

やはり、江川卓は怪物だったと改めて思いました。
顔色と肌艶が悪く見えたのが気になりました。大丈夫でしょうか?

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