『羊と鋼の森』という映画を、家人のお陰でアマゾンプライムで観る機会を得ました。
久し振りに良い映画を観ました。おすすめです。
その中で、素晴らしいピアノソナタが演奏されていました。
初めて聴く曲で、曲のイメージからベートーベンかなと思ったのでしたが、調べてみると
ショパンの作品でした。
ショパンは、子供の頃からとても大好きな音楽家でした。
思春期の頃は、音楽を聞いたり小説を読むと鳥肌が立つほど感動したり、涙を流したり
しましたが、流石に私のようなお年頃になると、感激が薄くなるのに、ふと寂しさを感じて
しまいました。
が、こんな素晴らしい曲を知らなかったと後悔し、早速、CDを購入してみました。
映画の中の曲は殆どが、ある日本人ピアニストが演奏していました。
曲は、ショパンのピアノソナタ第三番の四楽章です。
満足して、何回か聴いていたのですが、ふと、他の演奏家だとどうかなと思いつき、昔、親が
持っていたレコード(古いですね)で知った、ルビンシュタインというピアニストの演奏を聴いて
みたくなり、購入しました。
聴いてみて、これが同じ曲かと思う程の違いに、驚いてしまいました。
ルビンシュタインは、「僕ちゃん、弾いてみたら、弾けちゃった」という風の演奏に思えました。
ルビンシュタインは、ショパンと同じポーランドの血が流れているそうです。
ショパンの曲を弾かせれば、比類なき名手と言われています。
日本人ピアニストの演奏は、とても煽情的です。
私の個人的な思いですが、クラシックの音楽は演奏者によって、同じ曲が、全く違う曲のように
響きます。
最初に聴いた演奏が、脳に、擦り込まれてしまい離れられなくなるように思います。
ちょうど、卵から孵った雛が最初にみた生物を親だと思うように。
どうしても、日本人ピアニストの演奏の方を選んでしまいます。
ここでは私が日々体験したことや感じたことなど、診療に関係する以外のことも書いています。
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