藤沢周平さんの獄医立花登手控えを読んでいます。
小伝馬町の牢医が、起倒木流という柔術を使って活躍する話です。
素手で、刃物を持った相手に勝つという設定が納得行かなくて、途中で放り投げて
いたのですが、改めて読んでみましたら、中々面白く感じ、驚いています。
藤沢周平さんの本は文体が流れるように綺麗で引き込まれます。
獄医立花登手控えでは、風景描写はあまり無いのですがこんな言葉使いがあったのだ
とあちこちで感心してしまいました。
孤掌鳴り難し 穿鑿所 竈場 鋳掛屋 方角違い 苧経 物相飯 盛相飯
指物師 帙 太物屋 夜鷹の牛太郎 蓬髪 金瘡 菰 石女 根太
牛太郎(夜鷹の客引き) 荒菰 浅墓 晦日
意味判りますか?あるいは、読めますか?
「浅墓」など、漢字になると元の意味がよく分かりますね。
ここでは私が日々体験したことや感じたことなど、診療に関係する以外のことも書いています。
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