子供の頃、私は「八軒町」という場所に住んでいました。
国鉄の線路のそばに位置していて、従って、遊び場は線路の中でした。
あの頃は、線路と一般の道路は、使い古しの枕木(おそらく樫の木)が一メートル
間隔で地べたに刺してあるだけで、近所のおんちゃん、おばちゃんも踏切まで
行くのが面倒なので、平気で線路を横断していました。
昭和30年台は、まだ蒸気機関車が走っている時代で、線路の上の歩道橋で機関車
が来るのを待って、煙を浴びて忍者ごっこをしていました。
国鉄も電力需要が良くなってきていたので、蒸気機関車から電気で動く『電車』に移行
していく過渡期でした。
ただあの頃の電車のトイレは「垂れ流し」状態でした。便器の底には線路が見えます。
駅に停車中はトイレを使わないように指導されていました。
駅だけは糞尿にまみれないようにしていたのですね。
そういった線路の中が遊び場だった訳でして、どういう衛生状態かお判りだと思います。
線路の中に敷いてある砂利の中から珍しい色をした石を家に持ち帰り(紙や、その他
いろいろ付いていました)、親に怒られていました。
写真は、実海棠の花とエゴノキの花と実です。
ここでは私が日々体験したことや感じたことなど、診療に関係する以外のことも書いています。
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