今、『ホモサピエンス全史』という本を読んでいます。
まだ前巻の途中ですが、農耕が始まり人間は不幸になった。狩猟時代の方が健康で
豊かな生活を送っていた、など、眼から鱗の話の連続で楽しんでいます。
その中で、これはあんまりでしょ、というお話を一つ。
工場式食肉農場の子牛。子牛は誕生直後に母親から引き離され、自分の身体とさほど変わら
ない小さな檻に閉じ込められる。
そして、そこで一生(平均でおよそ4ヶ月)を送る。
檻を出ることも、他の子牛と遊ぶことも、歩くことさえも許されない。
すべて、筋肉が強くならないようにするためだ。
柔らかい筋肉は、柔らかくて肉汁がたっぷりのステーキになる。子牛が初めて歩き、乾肉を
伸ばし、他の子牛たちに触れる機会を与えられるのは、食肉工場に向かうときだ。進化の
視点に立つと、牛は動植物のうちでも、屈指の成功を収めた。
だが同時に、牛は地球上でも最も惨めな部類の動物に入る。
クジラやイルカがどうこうだと言うレベル以前の残虐な事だと思いませんか?
ここでは私が日々体験したことや感じたことなど、診療に関係する以外のことも書いています。
不定期ですが、随時更新していきますのでよろしくお願いします。
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