しばらく私の父親について書いてみたいと思います。
私の父親は、明治生まれです。
金沢大学の助教授を勤めていました。戦前の頃です。
金沢は旧制高等学校が『第四高等学校』と呼ばれていたことからも判る様に
名門大学でした。
その頃の大学教授の権力は『白い巨塔』で描かれているように絶大でした。
金沢のような名門大学でも、教授は東京大学から迎えるのが恒例でした。
父の時も、東大から教授を迎え、その下で助教授をしていました。
その教授は学問的にも人格的にも優れた方でしたが、外科的な手術は得手では
ありませんでした。オールマィな人間はいません。
続く
ここでは私が日々体験したことや感じたことなど、診療に関係する以外のことも書いています。
不定期ですが、随時更新していきますのでよろしくお願いします。
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