夏のある日、仕事を終えて帰ってきたら、今年植えたミモザの樹の下に
地面から出て来たばかりのセミの幼虫を見かけました。
自分が小さい時、子供たちが小さい時に、地面からはい出てきたばかりの
セミの幼虫の羽化の観察をしたのを思い出しました。
カーテンや網戸に掴まらせて羽化を待っていたのですが、やはり自然の
ままの様には上手く行かず、羽根の一部が曲がってしまい飛べない状態に
なったり、口が曲がって樹液が吸えないセミになってしまう事があり、辞めて
しまいました。
ミモザの樹の近くの槿の樹に掴まらせました。
数日後、同じ樹の少し上に、セミの抜け殻を見つけました。
あの幼虫が、上手く羽化してくれたと感じました。
今は、あの蝉も精一杯生きて死んでしまった事でしょう。
来年、その子供と会えますように。
ここでは私が日々体験したことや感じたことなど、診療に関係する以外のことも書いています。
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