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2017/07/23 がんの多くは「偶然のDNA複製ミス」が原因


がんと診断されたとき、多くの人が「なぜ自分が」という思いを抱くが、その答えは
簡単ではないようです。

最近、なんと、がんの原因の多くは偶然に起きた遺伝子の複製ミスであることが、
「Science」3月24日号に掲載の研究で示唆されました。

米ジョンズ・ホプキンス大学(ボルティモア)の研究グループは、32のがん種について
異常細胞の増殖を促進する突然変異を追跡しました。

結果、32種類のがん全体でみると、3分の2は偶然に起きたDNA複製ミスによって発生
しており、29%が環境要因、5%が両親から受け継いだ遺伝的要因によるものだという。
「とくに小児がんは、ほぼ全例が偶然に起きたDNA複製ミスにほぼ全例が偶然に起きた
DNA複製ミスに起因するものと考えられる。

要するに、運次第ということですね。

がんの発生には通常、複数個の遺伝子変異が必要とされることは以前から知られて
います。

これらの遺伝子変異が起こる原因としては、環境要因、両親から受け継いだ遺伝的要因、
もしくは偶然に起きた単なるDNA複製時のミスが挙げられるそうです。。

今回の解析によると、がんの大部分は偶然のDNA複製ミスが原因で発生していると
考えられたそうです。

研究著者の1人で同大学キンメルがんセンター公衆衛生学部生物統計学助教授の
Cristian Tomasetti氏は、「がんになるリスクを低減するためには、喫煙などの環境要因
を避けなければならないことはよく知られている。
しかし、正常な細胞が分裂してDNAが複製され、2つの新しい細胞ができるたびに、多くの
ミスが生じていることはあまり知られていない」と述べています。

こうしたDNA複製時のミスはがん遺伝子変異の発生源として有力だが、長らく過小評価
されてきたという。
今回の研究では、がんを引き起こす突然変異におけるDNA複製エラーの割合を初めて
推定した。

解析によると、たとえば、膵がんの77%は偶然に起きた突然変異により発生し、18%が
環境要因、5%が両親から受け継いだ遺伝的要因によるものと推定された。

ただし、がん種によっては生活習慣や環境による影響が大きいものもあり、肺がんの場合は
65%が喫煙などの環境要因に起因し、DNA複製ミスによるものは35%にとどまっていた。

しかし、32種類のがん全体でみると、3分の2は偶然に起きたDNA複製ミスによって発生して
おり、29%が環境要因、5%が両親から受け継いだ遺伝的要因によるものだという。

「とくに小児がんは、ほぼ全例が偶然に起きたDNA複製ミスに起因するものと考えられる」と
同氏らは話している。

健康的な生活を心がけていたのになぜ病気になってしまったのかと悩むがん患者にとっては、
今回の研究は少なくとも本人に責任がないことを示す慰めになると、著者らは述べている。
(HealthDay News 2017年3月23日)

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