抗酸化物質の服用が、癌の予防どころか転移を促すという研究結果が出ました。
ブルーベリーや緑茶には抗酸化作用(体が錆びつくのを防ぐ力)があると言われています。
だから健康維持や老化防止にいいとされ、癌の予防にもなるという説もあるくらいです。
どころが、2015年10月、イギリスの科学誌ネイチャーに、マウスの実験で、抗酸化物質が
癌細胞の転移と成長を促している疑いが生じたという論文が掲載されました。
癌患者に抗酸化物質を投与する臨床試験も行われてきましたが、
「抗酸化物質を投与した患者さんがそうでない患者よりも早く死亡する事例」が相次ぎ、
治験が中止されました
。
なぜか?
正常な細胞よりも癌細胞のほうが、抗酸化物質のおかげで元気になっているのだ。」
論文の執筆者らは、癌治療にはむしろ酸化促進剤が有効ではないかとも指摘しています。
「癌細胞は転移の過程で非常に強い酸化ストレスを受け、ほとんどが死んでしまうと分かった。」
もともと爆発的な増殖力を持つ癌細胞を、さらに元気にするのは自殺行為です。
抗酸化物質がどんな場合でも体にいいとは限らないようです。
http://www.natureasia.com/ja-jp/jobs/tokushu/detail/299
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