2012/10/24　ヨモギとセイタカアワダチチソウ

今の時期に花粉症を引き起こす、代表的なキク科雑草です。
ご覧のように、コンクリートの割れ目からも生える多年生の植物です。
鼻や眼のアレルギー症状を引き起こしますが、喉のイガイガを引き起こすことが多い特徴があります。
ヨモギの親戚にあたるブタクサは、アメリカのミシシッピ川の流域に群生しているキク科雑草ですが、
アメリカでは喘息の原因になるので重視されています。
日本でも、戦後、帰化植物として西日本に入り込み、次第に全国に広まりました。
十年ほど前ですが、偶々テレビでCNN放送を見ていたら、ブタクサ花粉の飛散状況を放送していて、
中西部から南部が真っ赤になっていたのが、印象に残っています。
ちなみに、写真の右下に生えているのは、エノコログサというイネ科の雑草で今の時期にイネの花粉症を引き起こします。