2014/08/30 『キク科雑草花粉症』と、ノドのイガイガ

二週間ほど前から、秋の花粉症の症状を訴えて来院される患者さんが
いらっしゃいます。
秋の花粉症、キク科雑草の花粉症が始まったようです。
キク科花粉の先陣を切るのは、『オオアレチノギク』と『ヒメムカシヨモギ』です。
どちらも似通った外観をした植物で、夏にアスパラガスに似た茎が直立して育ち
みるみる背丈が一メートル以上になり、茎の先端に小さな花をいっぱい咲かせます。

あと１～２週間すると、ヨモギやブタクサの花粉が飛散しだします。
キク科花粉は、鼻や眼ばかりでなく、ノドがイガイガする症状を伴う事があります。

ブタクサの原産地であるアメリカのミシシッピ河の流域では、今の時期ブタクサ花粉に
よる気管支喘息が多発する事が知られています。

イネ科の花粉も飛散しています。アレルギー症状のある方は早めに来院される事を
お勧めします。