今年度の福井県のスギ花粉の飛散は、昨年度よりやや多めの予想です。
TVなどでは凄く多いだろうとの予測が流れているようですが、太平洋岸、特に首都圏や東海地域は
悲惨な量の花粉が飛散するようです。
TVの情報は、どうしても人口密集地帯が中心になりますので。
ただ、福井県も昨年11月には気温が24度まで上がっており、スギの雄花のカサは開き花粉の飛散が
見られたようで、相当数の患者さんが症状を訴え来院されました。
今年に入りまして、1月11日から13日にかけては晴天が続き、若干のスギ花粉飛散が見られたようです。
十年ほど前ですが、ボタン雪が降りしきる中、丸岡にお住いの患者さんが『今日から花粉症が始まった』
と訴え来院されたことがあります。
花粉の感じ方は人それぞれです。
花粉自体も、一様に飛ぶのではなく、雲のように塊になって飛んでくる。たまたま、その塊に遭遇した
患者さんは早くに発症するという論文を読んだことがあります。
早めに症状がでた患者さんは、きつめの症状が長く続きやすいそうです。
毎年症状が出る方は、早めに抗アレルギー剤を服用する食治療をお奨めします。
スギ花粉症を根本から治す舌下免疫療法は、花粉が飛散している時期からは開始できません。
スギ花粉症の飛散が終わる五月上旬からの治療をお奨めいたします。
病気についての特徴やアドバイス、今年の傾向など
ちょっとした豆知識になることを書いていきたいと思います。
ご覧いただいている方のお悩みにご参考なれば幸いです。
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