2022/07/12　　　虫垂炎とスイカの種。

杏林さんの「ドクターサロン」という小雑誌を読んでいたら、「急性虫垂炎の薬物療法」という記事が
載っていました。

私が子供のころは、スイカの種を食べると盲腸（急性虫垂炎）になると脅かされたものです。
迷信だと思っていたのですが、記事の中で自治医科大学の外科教授さんは、「手術をしていて、
種などが虫垂の中から出てくる事もあります。」と発言されていました。

へー、そうなんだ。知らなかった。驚いた。

今日４０歳になった、私の長男が高校生の時に急性虫垂炎になった時のことを思い出しました。
最初はおなか全体が痛いと言っていたのが、段々と右下腹部に痛みが限局して来ました。

救急で診ていただいた先生が息子に「飛び上がってごらん」とおっしゃいました。
『反跳痛』という佐生ですが、息子も痛がりました。
腹膜炎を示唆する所見だそうです。

そうだったんだ。結構危なかったんだなと今になって気づきました。
緊急手術になり、外科の先生に『一緒に手術室に入りますか？』と言われ、気乗りしなかったの
ですが見学させてもらいました。
細めのタラコのような摘出した虫垂を見せてもらいました。

あの息子も今日で４０。
自分自身、４０になった時『四十にして惑わず』というけどなんだかな。
モーツァルトは３５歳で死んだのに、俺は、、、と思ったことがありました。