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2021/02/01 花粉飛散量が多いと慢性骨盤痛の症状が悪化する?


今日は、気温は低めですが南風が強く、夕方から雨が降る予想ですので、滋賀や奈良から
スギ花粉が飛散して来るもしれません。

スギ花粉により鼻や眼、ノドのイガイガや咳、皮膚の痒みが出る事は知られていますが、腰痛の
原因にもなるという報告が出ていましたので、お知らせします。


 花粉飛散量が増えると肺に悪影響を及ぼすことはよく知られているが、一部の人では骨盤痛が
悪化し得ることが、米ワシントン大学医学部のSiobhan Sutcliffe氏らによる新たな研究で示唆された。

 泌尿器科慢性骨盤痛症候群(UCPPS)は、骨盤あるいは膀胱に生じる痛みや排尿障害を主症状とし、
慢性化して機能障害を引き起こすこともある。
また、UCPPS患者には、アレルギーまたは喘息持ちの人の割合が平均より高く、抗ヒスタミン薬などの
アレルギー治療薬により症状が改善される患者もいる。

 Sutcliffe氏らは、UCPPSとアレルギーとの関連に着目し、花粉飛散量が多いときに症状が再燃しやすい
のではないかと考え、その関連を検討した。対象としたのは、慢性骨盤痛に関する研究に参加した
UCPPS患者290人である。患者の症状が再燃したときと症状再燃がないときの花粉飛散量を比較した。

 Sutcliffe氏は、「今回の研究から、花粉飛散量の増加により、UCPPSの症状再燃が引き起こされる
可能性を示唆するエビデンスが得られた。
花粉飛散量との関連が証明されれば、UCPPS患者の症状再燃がどのような機序で生じるのかだけでなく、
予測不能な痛みの発作の治療と予防についての理解につながるだろう」と述べている。

 ささらにSutcliffe氏は、「UCPPS患者の一部で、花粉が本当に症状再燃の引き金となっているのなら、
今後の研究と患者ケアに関連してくる。
例えば、患者は、花粉飛散量の多い日には抗ヒスタミン薬を服用したり、アレルギーの検査や免疫療法を
受けることで、ベネフィットが得られるだろう」と話している。

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