以前から、蓄膿症(副鼻腔炎)の患者さんには、上顎癌が起きやすい事は知られていました。
お隣のお国のデータ分析で、鼻や鼻の奥(上咽頭)に慢性の炎症があると、発がん率が上がる
という報告が出て来ました。
ちなみに、『四谷怪談のお岩さん』は、副鼻腔癌ですね。
韓国の健康保険請求データに登録された鼻茸患者45万3892例およびマッチさせた対照者
458万3938例を対象に、鼻茸患者の鼻副鼻腔がんおよび上咽頭がん発症リスクを集団ベース
コホート研究で検討した。
平均6.2年の追跡の結果、対照群に対する鼻茸患者群の発症率比は鼻副鼻腔がん7.00
(95%CI 5.28-9.25)、上咽頭がん1.78(同1.28-2.42)だった。
このリスクは高齢(50歳以上)の鼻茸患者でのみ有意に増加し、50歳未満で喘息または
アレルギー性鼻炎を併発した鼻茸患者では鼻茸と一連のがんの関連が弱まる傾向が見られた。
病気についての特徴やアドバイス、今年の傾向など
ちょっとした豆知識になることを書いていきたいと思います。
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