「風味」という言葉をお聞きになった事があると思います。
嗅覚と味覚を合わせたものですね。
どんな美味しい料理でも、鼻が詰まって匂いがしなければ美味しく感じない物です。
逆に「不味いものは鼻をつまんで食べろ」という言い方もありますね。
匂いは脳の中の『海馬』という個所と密接な繋がりがあります。
何かの匂いを嗅いだ時に、子供の頃に親に連れられて行ったお祭りの時の光景が鮮明に思い
出されたりするのも、そういった理由からです。
味覚は「甘味、酸味、塩味、苦味、うま味」の5つが基本味、ヒトの場合おもに舌にある味蕾という
場所で感受ます。
味蕾は常に作り直されているといわれ、そのためには『亜鉛』体内に取り入れるのが大事といわ
れています。
現代人は亜鉛の摂取量が少ないと言われています。また、化学添加物が亜鉛を体外に排出して
しまうため亜鉛不足に陥りやすいと言われています。
今では血液中の亜鉛濃度を測定する
事も出来ますし、亜鉛を補うための薬も保険でお出しする事が出来ます。
対して嗅覚は、6000以上の種類を人は嗅ぎ分けられるといわれています。
報道で、ワインのソムリエが匂いの複雑な組み合わせからワインの産地、銘柄、生産年を当てる
のをご覧になった方もおいでるでしょう。
人が匂いをかぎ分ける力は犬や猫と比べると何百分の一の感度だそうです。
それでも匂いのない人生は味気ないものです。
アレルギー性鼻炎や蓄膿症といった鼻の病気があると匂いがわからなくなってしまう事があります。
生憎、嗅覚は視覚や聴覚と違って無くなっても気づくのに時間がかかり回復が難しくなってしまう
事があります。
左右の鼻で匂いを嗅いでみて、判らないのに気付いたら早めに耳鼻咽喉科医に見てもらいましょう。
病気についての特徴やアドバイス、今年の傾向など
ちょっとした豆知識になることを書いていきたいと思います。
ご覧いただいている方のお悩みにご参考なれば幸いです。
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