今までにお問い合わせいただいたご質問と回答です。
ご覧いただいている方のお悩みにご参考なれば幸いです。
ご不明点がございましたら、お気軽にお電話にてお問い合わせください。
先日、久しぶりに訪れたお店の亭主との話の中で、気になる話題が出ました
ので、書いて観ます。
その亭主は、現在74歳で、是非、長生きをして美味しいものを食べさせて続けて
欲しいと、切に願っています。
彼は、70歳過ぎてから春先になると鼻水や鼻、眼の痒みが出てきたので、
ある医師に診て貰ったそうです。
「スギ花粉症ですか?」と問うた亭主に、医師は「年寄りは花粉症にはなりません」
と答えたそうです。
亭主は「恐れ入りました」と帰って来たのですが、その後も春先にはスギ花粉の
症状が出続けているそうです。
自戒も込めてですが、医師は患者さんから学ぶ姿勢を持たないと成長出来ないと
感じています。
私が医師になった昭和50年代は、スギ花粉症は、あまり知られていませんでした。
その為、大学病院で「貴方はスギ花粉症ですよ」と告げても、「私の周りにはスギの木は
生えていない」と言って帰って行った患者さんもおいでました。
あの頃は、スギ花粉症に罹患する方は、妙齢の女性が多かったのは確かです。
その後、スギ花粉症は急速に高年齢化、低年齢化が進んできました。
私が診た最高年齢のスギ花粉症の患者さんは83歳の女性でした(ただ、翌年は発症
しませんでした
。
最年少の患者さんは、永平寺在住の13か月の男児でした(この子は翌年は来院しません
でしたので、その後の経過は判りません。
昨年、最高齢の患者さんが来院されました。
92歳初発でした!!
今年も93歳でスギ花粉症で来院されました。
今度は、スギ花粉症を初めて見つけた医師は、開業医であることを書いてみますね。