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院長のひとりごと 2

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2025/09/04 鵯と雉鳩


大きな樹が伐採されると、植生ばかりでなく動物や昆虫にも大きな影響が及ぶそうです。

市内のある場所に、樹齢200年は超えると思われる大きな榎が生えていました。
その榎と周囲の木々は小さな森と言ってもよいほどでした。
朝になると、尾長、鵯、四十雀といった様々な野鳥が集まってきました。
彼らの営巣場所にもなっていました。
ハクビシンやオオスズメバチの住処にもなっていましたが。

事情があり、これらの樹は伐採されてしまいました(勿論、所有者の自由です)。
以来、鳥たちは姿を消してしまいました。

仲のいい雉鳩のつがいもこの森に依存していました。

伐採のせいかは判然としませんが、しばらくして雉鳩の片割れが死んでしまいました。
私の庭の片隅で死骸を見つけました。死因は不明です。

ある種の鳥類は、一度夫婦になると終生ともに暮らすそうです。
以来、残された雉鳩は何処へも行かずに、毎日鳴いて雌を呼んでいます。

雉鳩は臆病な鳥で人間の傍に近づいてくることはありませんが、ある日の事、ベランダに置いてある
薔薇の鉢の枝にとまりました。今までこんな行動を見たことがありませんでした。
私の方をじっと見つめ、一度枝を替えてとまってから飛び去りました。

雌の死骸を片付けたのは私です。
感動半分、恐怖半分でした。

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院長のひとりごと

ここでは私が日々体験したことや感じたことなど、診療に関係する以外のことも書いています。
不定期ですが、随時更新していきますのでよろしくお願いします。

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