長い間医者をしていますと、いろいろな医師との出会いがあるものです。
今回は、女医さんに絞って書いてみようと思います。
確か医者になって一年目の頃だと思います。歯の具合が悪くなりました。
大学院一年目でお金も時間もなく、外の歯科医院に行くことが出来ず、大学病院内の口腔外科に
かかりました。
どこでもそうでしょうが、耳鼻咽喉科と口腔外科は余り関係が良好ではありません。
診療する部位が近いのが一番の原因です。
私を教えてくれた教授は穏やかな先生でしたが、舌癌や口腔底癌を口腔外科教室が手術している
事に関して表立ってクレームは言い立てませんでしたが、『彼らは医師免許は持っていないんだよ』と
言いながら首をかしげていました。
そんなわけで恐々受診したのですが、担当してくれたのは少し年上の女医さんでした。
何日かに分けて丁寧に治療してくれました。
最後の日に、『先生、歯のクリーニングをしましょうか?』といって、スケーリングをしてくれました。
歯の衛生に関して今ほど熱心でなかったので、見るに見かねて言ってくれたのだと思います。
それから一時間半ほどかけてきれいにしてくれました。
今思い出しても至福の思い出です。
ここでは私が日々体験したことや感じたことなど、診療に関係する以外のことも書いています。
不定期ですが、随時更新していきますのでよろしくお願いします。
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