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院長のひとりごと 2

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2023/04/13 コロナ総括 (まだ終わってませんが)


客船の感染爆発から始まり、コロナ禍も三年を超えました。

正直言いまして、最初は侮っていました。
SARS騒動の時に、台湾の感染者(確か医師だったような)が日本観光で列島をバスで縦断しても感染は
拡がりませんでした。

朝から晩まで客船でのコロナ感染の報道が繰り返し流れ、家人の頭の中はコロナへの不安がが半分以上
占拠してしまいました。
今でも家人に、『悪霊退散』と言いながら貴方は私の頭の上で手を振っていたわねと言われます。

その後、御承知のように感染は日本だけでなく世界に人がりました。
過去の世界的な感染に関する本も色々読みましたが、実体験に勝るものはありませんね。

耳鼻咽喉科は感染症を扱う事が多い科です。

最初の年の五月に来院した患者さんは、診察室に入るなり『私に触らないでください』と絶叫されました。
➂M離れていましたが。
あの時のショックは忘れられません。何故、ああいう言葉を浴びなければならなかったのか、今でもその
理由がわかりません。

その後、他県との往来が禁止されている時期であったのに、平常の診察が終わった後に『〇〇県にこの娘は
住んでいるのですが、今後の事について相談したい』と言い出すお母さん。
〇〇県は、その時感染爆発していました。
平常の診察は終わっていましたので『今住んでいる県の耳鼻咽喉科の先生と相談してください』とお話しし
お帰りいただきましたが、大変ご立腹の様子でした。

医者ですから、今の症状に関する診察はさせてもらいます。ただ、空間を一にする患者さんや職員を守ら
なければなりません。
その時期は、飲食店などでは「他県の方や、他県に直近行った方は入店お断り」という張り紙がでている
情勢でしたがお分かり頂けなかったのは残念でした。

また、コロナに感染し、待機期間中であるのを隠し咳が止まらないと訴え来院された患者さん。
コロナの検査をした上で、咳止めの吸入薬の吸入法の指導をお互いマスクなしで(交互ですが)してしまい
ました。
翌日、コロナ陽性である旨電話したのですが、何回電話しても出てくれません。
ようやく電話口に出てくれた患者さんのご主人が『家内はコロナ待機期間中ですので、寝ています』と教え
られたときには、本当に驚きました。
よく感染しなかったと思います。

まだ、当分は頑張ろうと思います。

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院長のひとりごと

ここでは私が日々体験したことや感じたことなど、診療に関係する以外のことも書いています。
不定期ですが、随時更新していきますのでよろしくお願いします。

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