グレン・グールドさんというピアニストのお話の続きです。
若くして時代の寵児になりましたが、自我が強く、指揮者やプロデューサーと衝突を繰り返して
いたようです。
晩年は、演奏会ではなく、観客のいない(雑音が入らない)録音を残すようになったそうです。
ただ、大きな問題が一つありました。
彼はレコーディング室で興が乗ると鼻歌を歌う癖があるそうで、その鼻歌が一緒に録音されて
しまったそうです。
最近、彼の晩年、1981年に再録音されたバッハのゴールドベルク変奏曲を手に入れることが
出来ました。
若い時の演奏と比べてみると、ゆっくりなんですね。
ちょうど、二分の一の速さで演奏されています。
きっちり二分の一というところが流石に一流のピアニストの凄さです。
今月の初めに、どうしてもこなさないと駄目な仕事(久しぶりにレセプトを見ました)があり、
ミニコンポできいていたら、変なうなり声が聞こえてくるのですね。
幻聴かしら。ひょっとしたら妖怪の仕業かと思ったのですが、彼の鼻声だと判りました。
あーとかうーとか、外人の鼻声ですので一種独特な異様さです。
『グレン・グールド』という題名の映画を観に行った事があります。
○○○映画館というところで上映されていたのを偶々見かけてのもので、一週間だけ、一日一回の
上映でしたので、ラッキーでした。
生涯に、二三人の恋人がいたそうで、彼の人生に女の人とのつながりがあって良かったなと思い
ました。
この○○○映画館は私が子供の頃は、良い子は前を通る時は目を瞑ってポスターをみないように
しましょうねという映画館でしたが、ある時から名作座に変身しました。
中学生の時に、風と共に去りぬを上映していていました。
原作を読んでいて、是非観てみたいと思い学校の生活指導の先生に生徒手帳に鑑賞可と書いて
もらって観に行った事があります。
あの頃は、中学生は一人で映画館に入ってはいけないという校則があったのですね。今となっては
信じられないくらい長閑な時代でした。
入れ替え無しだったので、二回連続で観て、後日、もう一度二クール観てしまいました。
クラークゲーブルのレットバトラー、かっこよかったですね。
ただ、年を取った今になると、アシュレーやメラニーに惹かれます。
ここでは私が日々体験したことや感じたことなど、診療に関係する以外のことも書いています。
不定期ですが、随時更新していきますのでよろしくお願いします。
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