2007年の読売新聞の一面に、異常行動の出現の割合が載っています。
それによると、抗インフルエンザ薬投与時の異常行動の出現率6%。
投与なしの場合11% としっかり、厚労省が発表しています。
かつ「10代の投与禁止継続」とも・・・ 矛盾してますよね。
私自身、二十代の最後に高熱を出し、三十分程「もう駄目だ、俺はもう駄目だ」と大声を出しながら
部屋の中を歩き回り、新婚早々の妻を怖がらせたことがあります。
当時は、インフルエンザの検査キッドも、抗インフルエンザ薬もありませんでした。
解熱後も、咳が出た記憶がありませんでしたので、恐らくインフルエンザではなかったのでしょう。
昔から「熱にうかされる」と言いますよね。
インフルエンザに限らず、高熱時には異常行動はでるものではないでしょうか?
抗インフルエンザ薬がなかった時代は、インフルエンザの患者さんには、「一週間は高熱、
続いて咳がでますよ」、「タオルは別にして、換気を何回もしてね」と説明しましたが、ほとんどが
一家全滅になりました。
診察室に入ってくる患者さんは、本当に重篤感のある様でした。
抗インフルエンザ薬による恩恵は、皆が受けてのではないでしょうか?
ここでは私が日々体験したことや感じたことなど、診療に関係する以外のことも書いています。
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