姫野カオルコさんが書いた『昭和の犬』をt読みました。
作者は、私より少し上の世代の方ですが、戦後日本の社会が変わって行く姿を、
自身が育った家族と、ともに育った犬や猫の思い出とともに描いた作品でした。
作者や私が子供時代を過ごした戦後初期(昭和20~30年代)は、飼い犬と言えば
屋外で鎖も付けずに放し飼いでした。
今の時代のように室内犬というのは、逆に珍しく、スピッツという名の白い小さな吠え
まくる犬種が少しいただけで、犬と言えば雑種がほとんどでした。
『昭和の犬』を読んで懐かしい思いをしたのですが、読んでいるうちに以前似たような
作風の本を読んだ思いがして来ました。
佐野洋子さんでした。有名な絵本『百万回生きた猫』を書いた絵本作家ですが、沢山の
エッセイも残しています。
彼女も姫野さんと同じそっくりな親子関係にあり、ある意味不遇な時代を生き抜いて来た
女性でありながら、向かい風に決然と佇む姿が似ていると感じました。
写真は、カトマンズの夕日です。
海外に赴任している息子が送ってくれました。
ここでは私が日々体験したことや感じたことなど、診療に関係する以外のことも書いています。
不定期ですが、随時更新していきますのでよろしくお願いします。
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