Menu

院長のひとりごと 2

Home

2009/08/20 思い出の患者さん


仕事柄、患者様の秘密はおおっぴらに書くことはできませんが、

その中で差し支えない範囲で、思い出に残る患者様について書いてみたいと思います。

2009年の初夏、深刻な顔つきをされた80歳前のご婦人がご来院されました。

症状をお聞きしますと、「3月に主人に先立たれてから急に体の力が抜けてしまい右耳が全然聞こえなくなった」

との訴えでした。

精神的なショックやストレスから、急に片耳の聞こえが悪くなる「突発性難聴」かな?

だとすると時間が経っているので治りにくいかな?と考えながら、診察を始めました。

右耳の中(外耳道)を診てみますと、奥のほうに黒色をした耳垢の塊で完全に蓋をされてしまっています。

耳垢塊をさりげなく取り除きましたところ、当然のことながら、急に聞こえるようになり、大変喜んでいただきました。

急に顔つきまで若々しくなられました。そして亡くなったご主人のことも忘れたような笑顔で帰られました。

この方のように、耳垢ばかりでなく聞こえにくくなる病気が多々ありますので、

年齢からくる難聴だからと諦めていないで、耳鼻咽喉科で診察を受けることをお勧めいたします。

永平寺町,丸岡,松岡,耳鼻科
気管支喘息 福井市,耳鼻科アレルギー性鼻炎 蓄膿症,花粉症,漢方薬

院長のひとりごと

ここでは私が日々体験したことや感じたことなど、診療に関係する以外のことも書いています。
不定期ですが、随時更新していきますのでよろしくお願いします。

記事の続きは、記事の見出しか、右の詳細ボタンをクリックしていただくと見ることができます。

※ 記事の続きは、記事の見出しか、右の詳細ボタンをクリックしていただくと見ることができます。