以前、何かの本で、『吉川英治と同時代を生きて、彼が発表する作品をリアル
タイムに新聞小説で読む事ができたのは、自分の人生で何より幸せであった』
と書いてあるのを読みました。
自分自身、中学時代に夏目漱石の作品を(最初は“猫”でしたが)発表順に読み、
明治時代に朝日新聞で連載された漱石の作品を読めた人を羨ましく思った覚えがあります。
数年前になりますが、『今の作家だと誰だろう?』と考えた時、やはり、"村上春樹"しかいないと思いました。
しかし、読み切る自信が無かったので、古本屋で『海辺のカフカ』の上巻だけを買ってきました。
帰宅してパラパラと拾い読みをしてみたら、登場人物が猫を虐殺して身体の一部を飲み込む
描写が載っていたので、慌てて本を閉じて本棚に仕舞い込みました。
ところが、今年に入って彼の本が話題になり、改めて読む気になり、まずは『ノルウェイの森』を買ってきました。
読み始めて最初は、冗長でどこが面白いのかと感じたのですが、読み進むに連れて引き込まれてしまいました。
『じゃあ、読みましょう』ということになり、処女作の『風の歌を聴け』から読み始めてハマってしまいました。
ここでは私が日々体験したことや感じたことなど、診療に関係する以外のことも書いています。
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