私が医学部を卒業したのは、大昔の昭和55年でした。
卒業しても、医師として使い物になるのには時間がかかります。
入局させてもらったのは、とても素敵な医局でした。
私は、大学院に入れてもらい、医者になるための大切な勉強をさせてもらいました。
他にもこれからの人生を過ごすための対人関係を取るための訓練も受けました。
花札、麻雀、トトカルチョ、そしてゴルフです。
さて、最初の半年は、ほぼ無収入でしたので、今でもどうやって食べていたのか定かには覚えて
いません。
半年して、少しは患者さんを診れると判断してただき、バイトに行って収入を得ました。
最初の年に確定申告に行くと税金が帰って来ると教えられ、行った先の税務署の職員さんに
「お医者さんでしょう。本当にこの収入ですか?」と中々信じて貰えず「本当なら、申請すれば
生活保護を受けれますよ」と勧められたのですが、断って帰って来たのを覚えています。
医師国家試験が、確か二月か三月で、合否の発表が五月頃だったと思います。
その間は、完全な無収入でした。
夜は、指導医に奢ってもらっていたと思うのですが、同期の先生に聞いてみたのですが彼も
覚えていないそうです。
彼の返事は「昔は、適当だったから、どこからお金が入って来たんじゃないの?」ですって。
コロナで暇なので、書いてますが、ゴルフの話まで行きつけませんでした。
彼の言葉の続き。
「何で、そんなどうでもいい昔の事聞くの?伝記でも書くつもりなの?」
昭和55年からの付き合いです。
彼の、こういう私には無い所が、とても大好きです。
コロナ禍で一年以上飲みに行っていません。
それまでは、毎週、楽しく飲み食いしていたのに。
何とか生き延びて、また、楽しく遊ぼうね。
続く。
ここでは私が日々体験したことや感じたことなど、診療に関係する以外のことも書いています。
不定期ですが、随時更新していきますのでよろしくお願いします。
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