ずっと積読状態だった、白洲昌子さんの『私の百人一首』を開いてみました。
序文に
「昔、私の友人が、こういうことをいったのを覚えている。
六十の手習いとは、六十歳に達して、あたらしいものをはじめることではない。
若い時から手がけて来た事を、老年になって、最初からやり直すことをいうのだと。」
と書いてありました。
私がこの本を書店で選んだ時、いつか、もう一度百人一首を読んでみたいと思ったので
しょう。
小学校の時、担任の先生が好きで「百人一首の競技カルタ」をした事があります。
私は上手な方でしたが、例によって、クラスで一番にはなれませんでした。
先生の勧めで、「各人の一番好きな歌を決めましょう。」
「その札を、自分の得意札にして、読まれたら必ずとれるようにしましょう。」という
事になりました。
なかなか子供の競争心をくすぐる、機微を捕らえた教え方ですね。
各人が重ならないようにと言われ、皆で相談して決める事になりました。
ここでも、例によって、あぶれてしまい「紀友則」を得意札とする事となったのを、
いま思い出しました。
毎日、一首ずつを読もうと思いながら、まだ七首しか読めていません。
最近始めた手習いが、もう一つありますが、それは次回に。
ここでは私が日々体験したことや感じたことなど、診療に関係する以外のことも書いています。
不定期ですが、随時更新していきますのでよろしくお願いします。
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