犬には、匂いを嗅ぐことで、まだ発病していない人の癌を見つけ出す力が
あるそうです。
研究が進んでPETに頼らずに担癌患者さんが早期に見つけ出せると良い
ですね。
ある本に、病気が発する匂いについて書いてあったので、載せてみますね。
天然痘の匂いは雄ヤギの匂いにたとえられて来たそうです。
麻疹の匂いは羽根をむしられたガチョウの匂いに。
猩紅熱(溶連菌感染症の進んだ状態)の匂いは、チーズのにおいに。
ペストの匂いは、五月に咲く花のにおいに。
発疹チフスの匂いは牧草の匂いに例えられてきたそうです。
今では、このような病気は少なくなりましたが、細菌がだす臭い、例えば
緑膿菌、大腸菌、黄色ブドウ球菌等は、独特の臭いを発します。
私を教えてくれた梅田教授は、耳漏の臭いをかぐように教えてくれました。
臭いで、菌種が判れば、抗生剤の選択に有利だからです。
今でも教えを守ってます。
ただ、うっかりすると禁のついた綿棒が鼻の先に接触してしまい、患者さんに
笑われる事があります。
病気についての特徴やアドバイス、今年の傾向など
ちょっとした豆知識になることを書いていきたいと思います。
ご覧いただいている方のお悩みにご参考なれば幸いです。
ご不明点がございましたら、お気軽にお電話にてお問い合わせください。