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2017/02/12   果物アレルギーと花粉症


近頃、果物によるアレルギーを訴え来院される患者さんが増えています。

果物アレルギーは、乳幼児期に発症し、皮膚、粘膜、消化器、呼吸器などに症状が
出る『即時型』。
学童期から成人に発症し口腔粘膜を中心とした症状が見られる『口腔アレルギー
症候群』に分けられます。

果物アレルギーを引き起こす例として、前者はバナナ、キウイフルーツなどが多く、
後者は花粉・果物アレルギー症候群とも呼ばれ日本や欧州などで増加しています。

日本では、春先のスギ花粉症が大きな問題になっていますが、その他の花粉症も
存在します。

花粉症の患者さんには、生で果物を食べた時に口の中の痒みやイガイガ感を感じる
方がおいでます。

生で食べる時だけ口の中で症状が起こるのは、加熱や消化に対して弱い物質である
ためです。

加熱されていれば、ジュースやジャムなどは問題なく摂取できます。

果物アレルギーは、幅広い年代で突然発症するアレルギーであり、医療機関で検査を
受ける事が出来ます。

もし異常を感じた時には、何より慌てない事です。
慌てると、腸からの吸収が早まるからです。

口唇や口内だけの異常なら心配ないですが、ノドの腫れがあり呼吸が苦しくなったら
状況によっては、救急車を呼ぶ必要があるかもしれません。

福井市,耳鼻科,アレルギー性鼻炎,蓄膿症,花粉症,漢方薬
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ちょっとした豆知識になることを書いていきたいと思います。
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