当院では、世の中がインフルエンザの予防接種を全く行っていなかった
1995年(阪神大震災のあった年です)からインフルエンザの予防接種を
行っております。
私の近しい人が、インフルエンザに罹患し、肺炎となり死亡したからです。
以来、来院される御老人に対して接種をお勧めすることから始めてまいり
ました。
今年からインフルエンザワクチンの接種内容が変わりました。
今までは、A型二種、B型一種でしたが、今年からB型が二種に増えました。
今までのインフルエンザワクチンは、B型に効き目が弱かったのですが、
B型はA型と違いウィルスの変異が少ない事から、今年から二種に増やさ
れたのです(ちなみに、ウィルスの種類の決定は世界機関で決まっており、
万国共通です)。
予防接種を開始した理由から、当院では接種料金を低めに設定いたして
いましたが、今年から製薬会社から納入されるインフルエンザワクチンの価格が
値上げされる事により、やむなく価格を上げざるを得なくなりました。
1歳~3歳の方は二回接種が望ましく、一回2500円
3歳~65歳の方は一回3000円といたしました。
本来、インフルエンザの予防接種は、二回行う事が望ましいのです。
15歳以下の方と、受験生は二回接種をお勧めします。
その場合、接種感覚は4週間開ける事が望ましく、初回は11月初旬に受けることを
お勧めしています。
病気についての特徴やアドバイス、今年の傾向など
ちょっとした豆知識になることを書いていきたいと思います。
ご覧いただいている方のお悩みにご参考なれば幸いです。
ご不明点がございましたら、お気軽にお電話にてお問い合わせください。