新型コロナウイルスの新規感染者数は日本では減少傾向にあるが、専門家の間では
第2波、第3波が来るという見方が大勢だ。
米ミネソタ大のチームは世界規模で今後想定される三つの流行シナリオを提示。
1年半から2年は流行が続くと予測している。
チームが予測の参考にしたのが1700年以降少なくとも8回起きた新型インフルエンザの
パンデミック(世界的大流行)の経験だ。
新型コロナは、ほとんどの人が免疫を持たない点や、感染の広がり方が新型インフルエンザ
と似ている。
一方で潜伏期間が長い上、症状がない人からの感染も多いことから、インフルエンザよりも
感染がより広がりやすいと考えられる。
こうした特徴を踏まえ、チームは流行が終わるには人口の60~70%が感染して免疫を得る
必要があると指摘した。
さらに今後のシナリオとして
(1)流行の波が継続的に発生し、徐々に小さくなる
(2)第1波が収束した後、秋か冬により大きな波が来る
(3)第1波が落ち着いた後、明確な波は来ないが、じわじわと流行が続く―の三つを示した。
いずれの場合も1年半から2年は感染拡大に備える必要がある。
この中で最も警戒が必要なのが2番目のパターンで、約100年前に世界を襲ったスペイン
風邪も同じ経過をたどったという。
チームは、各国政府は最悪のシナリオを念頭に対策を準備する必要あると訴えた。
病気についての特徴やアドバイス、今年の傾向など
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