病気について

2020/05/16 　亜鉛欠乏と味覚障害、運動障害について。

身体の中には、亜鉛やマグネシウムなどの金属が微量に含まれていて、各々が
大切な働きをしているそうです。

亜鉛は、舌にある「味蕾」と呼ばれる味を感じる器官の再生に欠かす事ができず
亜鉛が足りなくなると味覚障害が起きて来ます。

食品などに含まれる添加物が、亜鉛を体外に排出してしまうために、現代人は
亜鉛不足になってしまっていると言われています。

身体の中の亜鉛の血中濃度を測る事も、それを補うための薬もありますので、
味が判りにくい方は、検査をしてみたらいかがでしょうか？


亜鉛は、軟骨や靭帯の維持にも欠かせないという記事をよみました。

アスリートのスポーツ傷害を診療する際は、一般的なスポーツ整形外科的診断に加え
、 他の診療科領域の随伴症状の聴取と適切な検査や治療を並行して行うようにしている。

なぜなら、スポーツ整形外科領域で主に認められる靭帯損傷、軟骨損傷、骨折などは、
いずれもコラーゲンの再生が盛んにおこなわれるため、コラーゲンの再生に必要な
タンパク質、鉄、ビタミンCや細胞の増殖に必要な亜鉛の欠乏状態が治療に影響すると
考えられるからである。