粉塵中有害物質の多くがカーペットから発生するそうです。
子どもがいる家庭に、もし古くなったカーペットがあるなら、そろそろ買い替えを検討する
時期かもしれない。
「Chemosphere」4月12日オンライン版に掲載された論文によると、古いカーペットは子どもが
PFASと呼ばれる有害な化学物質に曝露する主要原因だという。
PFAS(パーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物)は、神経発達や
免疫機能、ホルモン分泌への影響、および発がんなど、深刻な健康リスクとの関連が報告
されている。
かつてはカーペットの汚れ防止加工にPFASが用いられていたが、近年はほとんどのメーカーが
使用を中止している。
そのため現在、家庭や学校、託児施設などで使われている古いカーペットを交換すれば、
子どものPFAS曝露を防ぐことができる。
粉塵はPFAS曝露経路の一つにすぎず、他の経路からの曝露もあり得ることから、カーペットと
接触する子どもたちの健康を害する可能性が考えられる。
論文の著者であるVenier氏は、「床に座って動いたり昼寝をするなど、子どもは多くの時間を
床の上で過ごす。
子どもの手や玩具に、カーペットや粉塵に含まれる有害なPFASが付着し、それが子どもの口に
入る。
より小さな乳幼児がカーペットの上で這ったり遊んだりしている家庭でも、同じことが起こる」と
説明している。
ただし現在は、大手小売業者のほとんどがPFASを使用したカーペットを販売していない。
論文の共著者の一人で米グリーンサイエンス政策研究所のTom Bruton氏は、この点を
「子どもの健康のためには大きな改善だ」と評価するとともに、「PFAS不使用のカーペットを
入手しやすくなった今、古いカーペットを交換することで、子どもたちをPFAS曝露から守ることが
できる」と述べている。
病気についての特徴やアドバイス、今年の傾向など
ちょっとした豆知識になることを書いていきたいと思います。
ご覧いただいている方のお悩みにご参考なれば幸いです。
ご不明点がございましたら、お気軽にお電話にてお問い合わせください。