イタリアの物理学者が今年の春に同国でコロナウィルスの惨禍が始まった時のイタリアの
人々の様子や行動を観察し記載した「コロナ時代の僕ら」という本を読み、考えさせられました。
著者はコロナウィルス流行初期から、この感染症がとんでもないを引き起こすと直感して、
様々な事を書き留めていたそうです。
周囲の人々が、挨拶のハグやキス(ラテン民族特有ですね)を繰り返す中、感染リスクを
恐れ、それらの行為を避けていたので変人扱いをされたそうです。
興味深いエピソードが多々載っていますが、その中でも
作者の父親は外科医だったそうです。
エイズの患者さんの手術中に血液が床に飛んだ時の事です。
麻酔科医が感染を恐れて、悲鳴を上げて飛び上って逃げた。
今では、エイズの事が話題に上る事はまれになりましたね。
開発途上国では、まだ猛威を振るっているでしょうが、治療法が確立されたのでそれほど
恐れられなくなりました。
新型コロナウィルスも、治療法が判れば、エイズウィルスと同じようになるのでしょう。
正直、私もこのような事になるとは年初は思いもしませんでしたが、換気して、三密を避け
れば感染リスクは減らせることが判ってきました。
本当に怖いのは、新型インフルエンザの出現だと考えています。
新型インフルエンザは近久姿を現し、その時は今の比ではない惨劇が起きるでしょう。
今のコロナウィルスで培った、感染症への対策のノウハウを忘れないようにしたいものですね。
この本に載っていた、パニックの意味も興味深かったです。
病気についての特徴やアドバイス、今年の傾向など
ちょっとした豆知識になることを書いていきたいと思います。
ご覧いただいている方のお悩みにご参考なれば幸いです。
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